受験生にも大打撃・・・新型コロナウイルスが会計事務所業界に与える影響

税理士試験
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TACも休校に・・・

新型コロナウイルスの影響がとどまりません(*´Д`) ついにTACの受講生からも感染者が出て、新宿校と池袋校は休校になってしまいました。詳細は下記をご覧ください。
TACのHP:〔第二報〕新型コロナウイルス感染症罹患者一名の発生に関するお知らせ
私は4月から税理士試験2科目免除大学院へ通うことになったのですが、元々はTAC生でして、12月までは受講もしてました。受験生は自習室も使えなくなって大打撃ですよね(*´Д`)
ただ、TACの教室の環境を思い出すと、当然の措置ようにも思います。エレベーターは密集しますし、自習室は誰が使ったかわからない机を使いますし、講義中は受講生同士の席の間隔は近いですし・・・。こういう時はWEBフォローが役に立ちますよね(^^)

その他、会計事務所業界でも様々な影響が考えられます。

顧問先の業績が悪化・・・

先日、安倍首相が表明しましたが、中小・小規模事業者を対象に、金利などの条件を大幅に緩和した貸付制度が創設されました。第1弾として、資金繰りが悪化した中小企業向けに5000億円の低利の緊急貸付・保証枠を設けたそうです。
中小企業の経営にも大きな影響がではじめてきています(*´Д`) そもそも、今は人が集まるようなところへ出かけようとしませんし、経済が停滞してしまっていますよね。特に、飲食店や小売りなど、多くの一般消費者と直接接触するような業態は、かなり厳しくなっているように思います。中小企業は、思うように売上が上がらない月が3か月も続いたら、従業員の給料が支払えなくなったりして、すぐに傾いてしまいます。私の担当先でもこの緊急融資を希望するところが出てきそうでして、これから銀行対応の業務が増えてくるのではないかと考えています。

退職者が増えるかも・・・

このように景気が悪くなると、給料の遅配や減額、リストラが起きて、退職者が増えることが予想されます。そうすると我々の業務として、「退職者の労務手続き」を行うことが増えます(*´Д`) 「え?会計事務所が退職者の手続き?」と思うかもしれませんが、実際に行っているケースは多いと思います。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
会計事務所が給与計算!?・・・「会計事務所の実務:その9」
これが非常にめんどうです・・・(*´Д`) 

逆に、求職者が増えるかも・・・

世の中、景気が悪くなるような雰囲気がありますが、この点について会計事務所業界はどうかというと、あまり影響を受けません。良くも悪くも景気の影響をあまり受けないのが会計事務所の業界です。新型コロナウイルスの影響で、もしかしたら倒産をしてしまう会社が出てきてしまって、その会社の顧問料がなくなってしまうという可能性はありますが、極端に売上が下がることはありません。となると、この業界への求職者が増える可能性があります。現在どの業種もそうだと思いますが、この会計事務所業界も非常に人材難でして、人材採用がかなり難しい状況です。
・過去の記事はこちら:「転職するなら今!?会計事務所の人材採用事情」
景気が悪くなることを期待する訳ではないですが、これをきっかけにでも、業界に興味を持ってくれる人が増えるといいな、とは思います(^-^;

いよいよテレワークか??

テレワークを行っている会社が増えています。明らかに街中に人が減っていますよね(^-^; もともと会計事務所の業界も、クラウド会計などのAIやITとの親和性が高いため、テレワークの導入はとても向いていると思っているのですが、私の勤めている会計事務所では、テレワークは実現できていません(*´Д`) 導入できていない理由は、次のものが考えられます。
・ひとり1台ノートPCが必要なため、コストがかかる。
・我々のITスキルが低い(*´Д`)
・クラウドで作業をする場合、セキュリティは大丈夫か。
・個人情報を社外で扱うことについて、顧客先の理解を得られるか。
・情報漏洩してしまった場合の対処(保障)はできるか。


通勤時間、本当にムダだと思います・・・。実現できるよう、取り組んでいきたいものです。

何はともあれ、早く落ち着いたいつもの生活を取り戻したいものですね。

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