会計事務所で働きながら、大学院に通ってみて

2科目免除大学院
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今年の税理士試験も終わりましたね。試験を受けられた方、大変お疲れ様でした。周りで試験を受けた人に話を聞くと、新型コロナウイルスの影響で、会場はイベント会場のような大きな場所で、長机にパイプ椅子を並べて実施されたところが多かったようですね。私は3科目まで合格したのですが、前々回の試験で法人税が不合格となり大学院へ通うことを決めたので、もう試験は受けないのですが、この時期になると試験のことを思い出します(^-^;
ということで、私は4月から大学院に通っているのですが、8月の1週目で前期の授業が終わり、9月の3週目まで夏休みで授業はありません。今回は、前期に実際に通ってみての、経験談や感想を書いていきたいと思います。

授業への準備に、けっこう時間がかかる・・・

私の通っている大学院は、基本的に社会人向けの授業時間になっていまして、平日の18時から21時の間と、土曜日に授業があり、その中を授業を選択するというものでした。私は平日の3日間と土曜日に授業を取りました。これくらいの頻度であれば、なんとか仕事と両立可能だと考えていました。
ただ、いざ4月を迎えても、新型コロナウイルスの影響で授業は開始されず、1ヵ月遅れて5月から開始されたのですが、その時は全ての授業はオンラインでした。私の場合、学校が会社から近かったため通いやすいこともあって今の大学院に決めたのですが、オンラインで受けるには自宅に帰る必要があり、会社をより早く上がる必要が出てしまいました。それでも仕事の方は学校のない日や日曜日に少々仕事をすることで、何とか回っていました。その後、6月に入って一部は通学での授業になり、7月には完全に通学での授業になりました。

授業については、私は法学専攻で2科目免除を目指しているので、租税法の授業を中心に動いていました。租税法の授業は、これから修士論文を書くベースとなる授業なので、それなりに重たい授業でした(^-^; 授業は2つ受けるのですが、1つは毎週1つの税務訴訟に対する判例が課題として出され、それを読み込んで学生同士で議論する、というものと、もう1つの授業では、学生1人が1回の授業ごとに持ち回りで、租税判例百選から自分で1つ判例を選択し、それについての各先生方の評釈と私見を交えて発表する、というものでした。1つ目については、毎週1つの判例を読み込まないといけないという状況で、2つ目については、自分の発表のための資料集めや資料作成にかなり時間がかかる、という状況でした。他の授業(民法や会社法)についても租税法ほどではないですが、多少の予習が必要でしたので、授業のない日の夜や日曜日は、大学院の授業のための準備にかなり時間を取られることになっていました(^-^; 大学院の入試試験の前のガイダンスで、「1年生のときは、1つの授業に対しての予習復習の時間は、そこまで心配しなくて大丈夫」と聞いていたのですが、そこは結構違ったかなと思います(^-^; ただ、何とか時間も確保して勉強できたので、結果的には良かったと思っています。

発表などの準備はなかなか大変ですが、あとは基本的に授業にちゃんと出席していれば、単位はもらえるような雰囲気でした(^-^; 学期末テストも授業によってあったりなかったりなので、ABCの評価は異なると思いますが、単位を取るということだけ考えると、テストもそこまで重要ではない印象でした。

この夏休みでは、2年生で書き上げる修士論文のネタ集めが重要だと言われています。何を行うか悩むところですが、まずは金子宏先生の「租税法」、「租税判例百選」、国税庁HPに掲載されている「税大論叢」「税大ジャーナル」などから、自分が興味を持つものを探して、読んでいきたいと考えています。
〇国税庁HP:税務大学校論叢
〇国税庁HP:税大ジャーナル
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8月も下旬になり、後期の開始まであと1ヵ月程度になってしまいました・・・。この2週間ほどダラダラ過ごしてしまったので、気持ちを呼び戻して、頑張っていきたいと思います(^-^;

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